憧れのマイホーム、今までは賃貸だったけれど、ついにマイホームを手に入れこれで、家賃も支払わなくてよいし、一生住むところには困らないな。
そのように、やっとこれで自分の家が持つことが出来たという思いになりますね。
しかし住宅は一度手に入れれば一生何もしなくても大丈夫という事はありません。
やはり定期的にメンテナンスを行っていく必要があります。
定期的にメンテナンスをしていく事によって、あなたの大切なお家を長く快適に過ごせるようになるのです。
例えばお家のメンテナンスをまったくやらずに30年が経過した家。
メンテナンスを定期的にやって30年経過した家とでは新築時に同じ家であっても30年後の状態は全く違います。
そのくらいメンテナンスは必要になってくるのです。
ではなぜメンテナンスが必要になるのでしょう。
外壁を考えてみてみましょう。
毎日、日光に照らされたり雨にさらされたりして年月が経過していきます。
やはり日に焼けてしまったりすることによって、色が褪せてきてしまったり、補強が必要になってしまったりします。
特に外壁や屋根はメンテナンスが必要になってくる箇所です。
最近の住宅はサイディングボードを使用した壁が多くなっております。
昔は家の壁は木であったりタイルやレンガなどが主流でした。
最近の家はこの素材に代わり、サイディングボードを張り付けていく外壁が主流になりました。
サイディングボードとは、板状の外壁材でビスやくぎなどで張り付けて固定していく外壁になります。
このサイディングボードを使用することによって、工事の期間が大幅に減少、また価格も抑えることが出来るので、最近の住宅はサイディングボードで建築する住宅が多いです。
またサイディングボードにも様々な素材がありますので、好みや価格に合わせ選ぶことが出来ます。
また断熱材を中に入れたサイディングや、最近人気のアルミ製サイディングは断熱効果も高くまた半永久の壁と言われております。
サイディングの外壁は住宅の中の温度が木やタイルなどに比べて高温になってしまうというデメリットがございます。
そんな高温になってしまうサイディングの外壁の内側に断熱材を入れることによって、暑い夏も寒い冬も快適に室内の温度を保つことが出来ます。
サイディングボードはパネルを張り付けていく施工ですので、どうしてもその継ぎ目があります。
そこをコーキング（ゴム状のもの）していくのですが、コーキング材が減ってきてしまうとどうしてもそこから断面がはがれてきてしまったり、間に水分が入り込んでしまったりしてしまいます。
またコーキングのひび割れなどにより、外のボードがそってきてしまうという事もございます。
またサイディングボードが紫外線や雨などによって劣化してしまうと、サイディングボードのチョーキング化が起こります。
これは壁を触ると塗装がまるでチョークのように手についてしまいます。
これはサイディングボードの寿命です。
気になるサイディングボードの寿命は、もちろん素材や住宅の立つ環境にもよりけりではありますが、10年から20年が目安になります。
年月でいいますと幅がありますが、やはり目で見て劣化が確認されてきたら、それが寿命と考えてよいでしょう。
サイディングのメンテナンスはシーリング工事（つなぎ目のコーキング）を足していきます。
価格は家の大きさなどにもよりますが30坪程度の住宅で30万〜40万前後です。
一番費用を抑えることが出来るメンテナンスです。
シーリングをすることによって補強することが出来ます。
劣化具合によっては塗装工事が必要な場合もございます。
これはサイディングが水分を吸ってしまい浮いてきてしまったり、逆に乾燥してしまい沿ってしまった場合など。
状態にもよりますが塗り替え工事が必要になります。
チョーキングが始まっている場合や、ひび割れが始まっている場合、またそりが出ている場合などに必要なメンテナンスになります。
費用は状態によりけりで100万前後になります。
30年以上経過した場合。
これは張り替えが必要になります。
外壁をすべてはがして新しいものに張り替えていきます。
工事費は200万円くらいからになります。
選ぶ素材などによっても価格は大幅に変わります。
このように住宅は一度建てたらそれで終わりではございません。
年月が経つにつれそれなりのメンテナンスが必要になってきます。
また大切なお家を長く住んで行けるようにするためには、やはりこのメンテナンスが大変重要になってまいります。
リフォームは費用が掛かるものです。
また私たち素人では費用の相場などもわからないことも多くございます。
建てた時の住宅会社またはリフォームの会社などに相談した上で、最善の方法、費用との関係をよく考えて定期的なメンテナンスをしていく事をお勧めします。
家の中でも外壁は日々紫外線や雨風に当たっておりますのでメンテナンスが必要なのですね。
